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社会福祉士とは?
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社会福祉士とは、ソーシャルワーカーの国家資格である。
ソーシャルワーカーの仕事自体は、この国家資格が無くても行えるので、独占資格ではない。
ただ、社会福祉士と名乗れるのは、国家資格所有者にのみ許される。
社会福祉士の仕事は、障害や環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じることだ。
助言、指導、福祉サービス提供者や医師、その他の保健医療サービス提供者との連絡、及び調整などをする仕事だ。
2006年以降、「地域包括支援センター」には社会福祉士が配置され、相談を受ける業務を行う事が法律で決められている。
なおこの「地域包括支援センター」は、中学校区に一つ置く事になっており、中学校の数以上の社会福祉士数が求められている。
ただ、介護現場では介護福祉士や介護支援専門士の方が重宝されており、「地域包括支援センター」以外での仕事先は、あまりないかも知れない。
社会福祉士試験の概要
社会福祉士の試験は、社会福祉振興・試験センターによって実施されている。
試験の実施時期は、例年1月に行われる。
ただし申し込みは前年の9月になる。
試験会場は、全国23カ所に設けられている。
試験科目は、午前中が
- 人体の構造と機能及び疾病
- 心理学理論と心理的支援
- 社会理論と社会システム
- 現代社会と福祉
- 地域福祉の理論と方法
- 福祉行財政と福祉計画
- 社会保障
- 低所得者に対する支援と生活保護制度
- 保健医療サービス
- 権利擁護と成年後見制度
- 社会調査の基礎
- 相談援助の基盤と専門職
- 相談援助の理論と方法
- 福祉サービスの組織と経営
- 高齢者に対する支援と介護保険制度
- 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
- 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
- 就労支援サービス
- 更生保護制度
国家資格というのは、アマチュア資格ではなくプロの資格であるため、これくらいは当然だろうね。
社会福祉士の資格取得を目指すには、本格的な勉強が必要だということだ。