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保育士と、保育所の現状
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保育士とは、保育所など児童福祉施設で子供の保育を行う国家資格だ。
保育士は、平成15年から国家資格として認定された。
だから比較的新しい資格といえる。
それ以前で保育施設で働いていた人は、「保母(ほぼ)」さんだ。
保育士は、厚生労働省が認定する資格で、文部科学省が認定する幼稚園教諭とは異なる。
なので保育所で勉強を教わる事は、普通できない。
さて、少子化で子供人口は昭和の中頃と比べて半分になってしまった。
30年前は一学年200万人くらいいたのだが、今は半分の100万人。
ところが子供は減っているが、保育所に対するニーズは大きい。
というのも共働き家庭や片親家庭が増えていることもあって、保育園に入園希望をする家庭は増えているのだ。
ところがそう言うニーズに保育所は対応できない状況だ。
親が働いている場合、子供を預けたいのはたいていの場合、鉄道の駅前の保育所だが、駅前はすでに土地が無くて、保育所を新たに作るのは難しい。
さらに保育士の数も不足しているので、保育士のいない無認可保育園も出現し、問題になっているわけである。
保育士は、保育園以外にも働き場所がある
保育士の働き場所は、保育所だけとは限らない。
実は大企業の中に託児所を設置していたり、福利厚生の一環として保育士をおいている場合も多い。
その他にも、病院や幼児教室、福祉施設で、保育士を置いている場合もある。
さらにはデパートやショッピングモールなどの施設でも保育士のニーズがあり、足りない状況だという。
子供の数は減ったけれど、子供の面倒を見る人の需要は増えたわけだ。
なので今後20年は通用する役に立つ資格だろう。